本宿さんに選曲してもらいました。
展示会場で流す音楽を 本宿圭太さんに選んでもらいました。
今日、すばらしいプレイリストが出来上がってきました。本当に頼んでよかったです!
今回の展示では、「夏の旅」をテーマに描いていますが、それに合ったいい音楽を会場で流したくて、ふと考えました。
自分でプレイリストをつくるよりも、本宿くんに頼んだ方が、きっといい空間になるんじゃないか と。 で、ゴールデンウイーク前に、彼にお願いをし、引き受けてもらいました。
昼用と夜用 ふたつのリスト
今回、なんと、昼用と夜用の ふたつのリストを作ってもらいました!
//下記から聞くことができます。
この 昼のリストは
「 何度も聴き返して手直しし、時間かけました。 」
とのことで、かなり試行錯誤して作ってくれたそうです。
もうさっそく夜リストは聴きましたが、昼リストはあした昼になるまでがまんします!
本人の談を掲載します
---------
いずれも、音楽が主役にならない感じ、風通しのいいやつにしたつもりです。
夜用は、せつさんが好きそうな いつもの感じです笑
10分くらいで出来ました笑 陽が傾くくらいからかけるといいと思います。
昼用は、渾身のオススメです笑
単に昼の爽やかな感じではなく、以前読んだせつさんの旅行中のテキストの内省感 ※1 から、
ジミヘンの「風の中のマリー」が浮かび、そこからドアーズ、フロイドとつながった感じです。
「 目的がある旅行 < 旅行が目的 」の感覚… 移動するときの心情、ロードムービー感というか。
日中の暑い時にハマると思います。
作ってていくつか発見があって楽しい作業でした。展示とフィットするとうれしいです。
---------
※1 旅行中のテキストの内省感
青山BOOK246での初個展で、旅のスクラップブックの実物を展示。
本宿さんは、このブックに せつが書いた(恥ずかしい)文章を、熟読。
本宿さんに選曲を頼んだ理由
彼のDJは、どこかエスプリがあって、曲をかける場所や時間、そこにいる人の雰囲気を反映してプレイするので、とても心地いいのです。 以前、代々木八幡のカフェでの個展で、彼にDJしてもらったのですが、居合わせたお客さんから「すごくいいですね」と声をかけられるほどでした。
本宿さんのプレイリストは「場を観察して、イメージ持って構築する」って感じがします。単なる「選曲」ではなく、プレイリスト自体が 彼の作品なのだと思います。
だからお願いしました。
そして、もう一つ 理由がありました。
今回は、少し「重ねられた感じ」の演出にしたかったのです。はじめて聴くのに、どこか懐かしい既視感があるような雰囲気。
自分で曲を選ぶと、おそらく旅の途中で聴いた音楽や、旅先で出会った音楽をかけていたと思うのですが、そうすると「そのまんま」すぎるな と。(実際、年末の展示のときは、旅行中に聴いていたクリスマスソングをかけていました。)
ぼくは「美化される記憶、曖昧になる記憶、上書きされていく記憶、そういうものこそがリアル」というテーマで、作品を作っています。
本宿くんのフィルターが加わることで、新しい「旅の記憶」が生まれるんじゃないか?という期待は、彼のプレイリストで、まさに実現されそうです!
ぽんしゅく、ほんとうにありがとう!!
Keita Motoshuku
本宿圭太
札幌在住。独自の感覚で 心地いい空気を作るDJ。音楽はもちろん、美術、文学、仏像などあらゆるアートやカルチャーに造詣が深く、選曲と無関係ではないと思う。
旧ニフティ時代のせつの同僚。ユニークで惹きつけられる文章を書くウェブディレクターの後、ポータルサイト「@nifty」トップページ編集長などを務めた。
0コメント