プロフィールとテーマ

せつはやと

Hayato Setsu

1972年 大阪生まれ

武蔵野美術大学卒業後、会社員、デザイナーとして活動。

2002年と2019年に世界一周を経験。

1990年代より旅のスクラップブック制作を継続。

2020年より画家として本格的に活動開始。

渋谷ヒカリエを中心に個展を継続開催。

「旅の記憶」を描く

私は「旅の記憶」をもとに絵画を制作している。

それは単に風景の再現ではない。時間の経過とともに変質し、曖昧に重なり合う「記憶そのもの」を扱っている。

旅の記憶は、正確さを保つことはできない。

別の旅と混ざり、順序は入れ替わり、断片が欠落しながら、絶えず上書きされていく。

私は、その不確かさこそが、最もリアルな記憶の在り方だと考えている。

制作は、約30年にわたり蓄積してきたスクラップブックを起点とする。

私は1990年代から、旅行のたびにスクラップブックを制作してきた。

現地で収集した紙片や日々の記録をコラージュし、その場で編集していく行為は、旅の体験そのものを構造化するプロセスでもある。

旅先で収集した紙片、テキスト、スケッチ、写真などの断片は、記録であると同時に、すでに主観に偏ったアーカイブでもある。

それらを再び取り出し、コラージュし、絵画として再構成する。

貼り重ね、塗り重ねるプロセスは、記憶が時間の中で変質し続ける構造と重なっている。

完成した作品は、事実の記録ではない。

むしろ、時間によって歪められ、再編集された「現在の記憶」である。

また、制作された作品は次の作品の素材となり、記憶と同様に連鎖的に更新されていく。

この循環そのものが、私の制作の根幹を成している。

私の実践は、個人的な旅の記録を起点としながら、

主観と記録のずれ、時間によるイメージの変質、そして記憶の再構成という普遍的な構造を扱う試みである。

展示では、絵画とスクラップブックを往還させながら、

記憶がどのように変形し、再構成されるのかを体験できる場の構築を試みている。

来場者が、絵画作品を見るだけでなく、断片や痕跡を辿ることで、

自身の記憶とも重なり合う感覚を得ることになるとうれしい。


旅の記憶は

日が経つにつれどんどん曖昧になります。以前訪れた時の思い出と混ざってしまったり、時間が逆になったり...。記憶がどんどん上書きされていくのです。

私は、そんな曖昧になった記憶こそが、リアルなほんとうの記憶だと思うのです。

貼り重ね、塗り重ねて描くのは、それを表現したいからです。

そうして出来上がった作品は、正確な事実ではないかもしれないけれど、リアルな私の「旅の記憶」です。

スクラップブック

1995年ごろから、旅行に行く度に 旅のスクラップブックを作っています。2002年以降は、ほぼ全ての旅行で作っているので、40冊ほどになりました。

スクラップブックは、旅行の期間に合わせてブックを自作します。旅の前から旅が始まるような感覚が好きなのです。

スクラップブックは旅行中に作ります。現地のいろんなものを貼り、思ったことを書きつらね、スケッチを描いています。どんどんとコラージュしていくのです。帰ってきてから写真を貼ることもあります。

2002年の世界一周のスクラップブックは、電話帳ぐらいの厚さのものが3冊。重いので現地から日本に送ったので、帰国してはじめて3冊揃いました。その小包の段ボールを帰国後に表紙にしました。

2020年から、その約30年ぶんのスクラップブックのコラージュやスケッチ、撮った写真や動画をもとに、「記憶」を触媒にして作品を作っています。

作った作品を、さらに次の絵の要素として使うこともあり、どんどんと作品がつながり上書きされていくので、制作活動自体もコラージュのようです。

コラージュして作品を作って行く過程は、旅の記憶が上書きされることに似ています。

貼り重ね、塗り重ねて作品を作るのは、それを表現したいからです

そうして出来上がった作品は、正確な事実ではないけれど、リアルな私の「旅の記憶」です。


画家の幅を広げたい

ライフシフトで48歳から本格的に描き始めたので、既存の画家のありかたにとらわれず、画家の範囲を広げるようなことに興味があります。

制作中の作品をSNSに公開し コメントを即 反映したり、注文で同じ絵をもう一度描いたり...

20年の会社員生活とデザイナーとしてのエッセンスを画家活動に反映。


例えば...

・個展のミートアップ化 ・会期中のイベントの開催 

・個展でのワインと飲食の提供、料理研究家とコラボ ・会場BGMをDJとコラボ

・スポンサーをお願いしての個展開催  

・個展で、ポストカードやカレンダー、グッズなどの販売

など、企画・プロデュースも自身で行っています。

作品制作以外のいろいろも、個展の来場体験を よりおもしろくするために重きを置いています。

個展開催中に行ったトークイベントの様子。

デザイナーであることを活かし、グッズのデザイン制作、作品集やポストカードなど印刷物のデザインなども自身で行っています。

作品の商用利用、書籍の装画、セミナーやワークショップなどの仕事の依頼も積極的にお受けしています。

「こんなことできない?」っていうようなお仕事のお問い合わせもお待ちしてます! お気軽にコメントください!

展示はイベントでありミートアップ!

単なる展示にしない

展示では、来場者に楽しんでもらうために、いろいろな工夫をします。

ヒカリエでの個展の毎日は、絵や旅がテーマのイベントやミートアップのようです。展示会場で居合わせた人たちどうしを気軽に紹介、いろいろな人が一期一会。会話が弾むように、お酒やコーヒーを振る舞います。

展示を共創の場に

展示に、いろいろな人に関わってもらうようにしています。

個展の期間中にトークイベントを開催しパネラーをお願いしたり、プロに料理を用意してもらったり。会場に流す音楽をDJに選曲してもらったり。

展示内容に合致したサンプリングや、飲食店や酒屋さんなどでの展示開催も。企業にスポンサーをお願いして個展を開催することもあります。

「作品を見てもらう場」を超えた、みんなで場を作り楽しめる、化学反応のおこる場所に!

2023年の個展で開催した「ロゼワインナイト」。展示のスポンサー様が、カリフォルニアからワイン生産者を招きトークショウを行う。せつ自身が司会を。

ロゼワインに合うおつまみを料理家に提供いただき世界のロゼとのマリアージュを楽しむ。アートや旅についてみんなで歓談し、入れ替わり100名ほどが参加の大盛況の場に。

ロゼワインナイトについて

展示会場用のセットリストを作ってもらう。旅情が増す響き。Spotifyで公開。 詳しくはこちら

旅行や作品をモチーフにしたグッズもデザインし自作。ちょっとセレクトショップなイメージで。絵の鑑賞や購入以外のアトラクションを積極的に作ります。

個展会期中にギャラリーで行ったイベント「世界一周ナイト」。旅をテーマに訪れた人にもトークに参加してもらい交流。

世界一周ナイトについて

画家の範囲にとらわれずいろいろ活動したいと思っています。

ビジネスとしての画家活動の幅を広げることにも興味があります。


展示歴

2025年

「From the Travel !」展/サイカドブリューイング

「From the Travel ! 2025」展/渋谷 ヒカリエ Cube1/2/3 2000名を突破。

2024年

「From the Travel !」展/サイカドブリューイング

「From the Travel !」展/渋谷 ヒカリエ Cube1/2/3 約1700名を動員。

2023年

「From the Travel !」展/サイカドブリューイング

「From the Travel !」展/パナソニックラボラトリ東京(オフィス内で展示)

「From the Travel !」展/渋谷 ヒカリエ Cube1/2/3 約2000名を動員。

2022年

「From the Travel !」展/渋谷 ヒカリエ Cube1/2/3 約2000名を動員。

2021年

「Open your Summer ! 旅の記憶 展・夏」/渋谷 ヒカリエ ATELIER

「From the Travel !」展 /藤沢 飲食店にて(会員制のため店舗名表記不可)

「イタリアとお酒」展/鎌倉 Vicolo

2020年 

「旅とお酒」展 /神田 キャリカーズトウキョウ

「Overlap of the Memories... 旅の記憶」展/渋谷 ヒカリエ ATELIER 

「イタリアとお酒」展/鎌倉 Vicolo


以下は画家活動以前の展示など

2017年

「#FromTheTravel」/立川 伊勢丹

2014年

「旅の『のり貼り』スクラップブック展 ~旅と おいしいもの~」 /代々木八幡 ル・シャレ  

2013年

「旅の『のり貼り』スクラップブック展 ~思い出オーバーラップ~」/青山 BOOK246  

2011年

「#おいしいもの」 東京デザイナーズウイーク/神宮外苑


せつはやと そのほかのサイト

ブランドデザイナーとして、世界一周マンとしてのサイトの紹介です。

さまざまな側面が、制作活動に直接的・間接的に影響していると思います。