Cable Car Turnaround ,San Francisco USA

ケーブルカーの転回所 サンフランシスコ/アメリカ

Cable Car Turnaround San Francisco USA in 2017 | Size A4 2021


サンフランシスコのケーブルカーは現役かつ世界最古、開業はなんと1873年。 坂のきつい街を走るサンフランシスコの象徴です。

この絵の場所は街の中心、パウエルとマーケットストリートの交差点でケーブルカーの転回所です。昔のままのターンテーブルなので回転面は木製、一輌だけのケーブルカーをのせ人力でくるっと一回転、向きを変えます。

今は観光客むけのアトラクション的な存在で、この路線は、観光名所フィッシャーマンズワーフに向かいます。一輌に乗れる人数が少ないので、待ち乗客が多い時は、二度三度と回転を眺めることになります。

実はフィッシャーマンズワーフ側から乗ると、それほど混んでません。


よく誤解されるのですが、この乗り物はケーブルカーで、電車(トラム)ではありません。車体側にモーターは無く、電気を取り入れる電線(架線)もありません。ではどうやって動いているのか。実は道路側の線路の中央に、ずっと動いているケーブルがあり、そのケーブルを運転士がテコの原理を利用した装置で掴むことで車両を走行させているのです。パワステもない古い装置なのでものすごく筋力がいるそうです。なので運転士はみんな屈強です。