GINZA ,TOKYO JAPAN

銀座四丁目交差点 東京 日本

Art work of Calendar 2023 /11Nov. and 12Dec. / 2022

Ginza Tokyo Japan

Size 225x225mm  2022


銀座のイメージって世代によってまちまちだろう。僕らより高齢な世代だと、一流品の街とか夜の高級クラブのイメージだろうか。あるいは歌舞伎とか劇場とかだろうか。

僕がこの絵を描こうと思ったのは、恐れ多くもこの映画のこのシーン↓を思い出したからだ。

↑これ、予告編なので短いが、本編でもほんの数秒、バスの車窓から銀座の時計塔が映る。このシーンがなーんかすごく印象に残っていて時計塔を描いてみたいと思ったんだ。けど、全く絵の印象が違うねw。


さて、72年生まれの僕らの世代は銀座にはあまり縁がないように思う。銀座によく行くなんていう友達を見たことがない。僕にとってはギャラリーをハシゴする街だ。大学生時代からもう何度訪れたかわからない。

今は浅草に住んでいるので、銀座は20分ほど、行きやすい繁華街だ。よく行くユニクロもMUJIもダイソーも、なんなら吉野家さえ銀座店だが、単に家の近くに大きな店がないだけの話である。

僕にとっての日常の街・銀座の歩き方は、銀座線を新橋で降りニュー新橋ビルのチケットショップで美術館の券を買い、清潔でない立ち食いそば屋でカレーを食う。そして、8丁目のG8を見て、そこから北上、ggを見てだいたいがっかりし、ギャルリーためながを冷やかして、gggへ。キレイなトイレで用を足し、GINZA6の蔦屋書店で立ち読みして、同じフロアにできたイータリーでワインを飲み、フロアを下ってライカのギャラリーを見る。店を出て向いにあるユニクロの最上階の安くなったTシャツを買い、店を出たらうまいラーメン屋たかはしに行ったり、あるいは、ライオンでエビスビールをのんだりする。あ、ビールで思い出したが、金春湯という銭湯は最高である。夏でも冬でも風呂につかったあとにそのライオンでビールを飲むのがなんとも贅沢である。

そいで、この絵の4丁目の交差点で、nissannのショールームやSONYのショールームやギャラリーを見たりする。向かいのリコーのギャラリーもなかなかいい。その隣の鳩居堂の絵葉書はお土産に最適だ。ぽちぶくろもよく買う。

そして交差点を左に行き、アルマーニを左に。茶銀座で茶飲み話をして煎茶葉をかう。ここのお茶は最高で、もう35年も飲んでることに最近気づいた。ここの茶寮も最高なのだが、いまはコロナでやってないことが多い。茶器や急須も作家ものがリーズナブルに買える。

そのあと、MUJI HOTEL側から入って上のフロアから無印良品を降って買い物。MUJI HOTELのフロントよこのライブラリーの本は最高だが、コーヒーは美味くない上に高い。ここではハイボールをのんだほうがいい。ギャラリーもおもしろい。

そのあと、ユニクロの上にあるかっこいいDAISOに行ったりして、店を出た後、プランタンの広くて空いてるマクドナルドでコーヒー飲んだり、桜のシーズンはいいの眺めの君嶋屋の角打ちでひっかけて気が大きくなって日本酒を何本も買って重いのを持って帰ることも多い。ここからは京橋の方が近いので、そっちに向かう。

コロナのせいで、この道程にあったモンスーンカフェもなくなり、大阪うどんすきの美々卯もなくなり、ついには気に入ってた吉野家までなくなってしまった。

京橋の駅にエスカレーターで降ると、そこは実はドラマ「逃げ恥」の架空の横浜近辺駅のロケ地である。あと桜がきれい。この駅直結ビルの奥に、蒲田はね餃子の名店の歓迎がある。銀座なのに餃子の値段は蒲田と同じである。年に数回来る。隣にもうやんカレーもあったがコロナ時代になくなった。

と、実に小市民的な銀座徘徊だ。

そんなぼくの銀座歴30年のよく行くお店のいくつかを地図にまとめました。特に観光地でも有名な場所でもないけど。